債務整理におすすめの弁護士ランキング19選
ランキング特集、都道府県別特集、法律基礎知識特集

債務整理中や債務整理後にクレジットカードを作れる?カードローンのリスクとは?

債務整理中や債務整理後にクレジットカードを作れる?

最終更新日 2022/5/2

 

この記事の執筆者福谷陽子(元弁護士)福谷陽子(元弁護士)
京都大学法学部卒。在学中に司法試験に合格、2004年弁護士登録。その後、弁護士として勤務し、2007年、陽花法律事務所を設立。女性の視点から丁寧で柔軟なきめ細かい対応を得意とし、離婚・交通事故・遺産相続・借金問題など様々な案件を経験。現在は10年間の弁護士の経験を活かしライターとして活動。運営サイト:元弁護士・法律ライター福谷陽子のblog
————————————————
資格:司法試験合格、簿記2級

債務整理をすると、クレジットカードを使えなくなってしまうのでしょうか?現代の日本で生活するのにクレジットカードを使えないと非常に不便です。
 
「カードを使えなくなるくらいなら債務整理したくない」と考える方がいても当然といえるでしょう。
 
確かに債務整理をすると一定期間、自分名義のクレジットカードを使えなくなりますが、ずっと続くわけではありません。数年経てばまたカードを作れますし、クレジットカードに代替するカードも存在します。
 
今回は債務整理をするとクレジットカードにどういった影響が及ぶのか、いつになったら再度カードを作れるようになるのか、カードを使えなくても便利に生活する方法も合わせてお伝えします。

1.債務整理するとクレジットカードは使えなくなる

.債務整理するとクレジットカードは使えなくなる債務整理をすると最終的に、自分名義のクレジットカードは使えなくなります。
 
カードが強制解約されてしまうためです。ただし解約のタイミングは債務整理の種類によって異なる可能性があるので、以下で場合分けしてご説明します。

1.1 任意整理

任意整理の場合、カード会社を交渉の対象にするかどうかで解約されるタイミングが異なります。対象にすると、弁護士や司法書士がカード会社へ受任通知を送った時点で強制解約されてしまいます。
 
一方、対象にしなかった場合には任意整理が始まってもしばらくはクレジットカードを使い続けられるケースが多数です。ただしカード更新のタイミングや定期的な審査のタイミングで強制解約されるので、ずっと使えるわけではありません。

1.2 個人再生、自己破産

個人再生や自己破産では、対象とする債権者を選べません。すべての債権者へ受任通知を送らねばならないので、カード会社へ通知が届いた時点ですべてのカードを解約されます。

2.クレジットカードを債務整理する際の注意点

レジットカードを債務整理する際の注意点クレジットカードを債務整理する場合、以下の点に注意しましょう。

2.1 ETCカードも使えなくなる

クレジットカードにETCカードがついている場合、本カードが強制解約されるとETCカードも解約されてしまいます。
 
債務整理をしてもETCカードを使いたい場合には、高速道路公社が発行している「ETCパーソナルカード」を申し込みましょう。ETCパーソナルカードはカード会社を通さないので債務整理をしても無関係に利用できます。

 

ETCパーソナルカードとは、有料道路のお支払いにだけご利用いただけるETCカードです。 クレジットカードをお持ちでない方でもデポジット(保証金)を預託いただくことで、有料道路で使えるETCカードの発行を受けることができます。
 
通行料金は、お申し込み時にお客様にご指定いただいた金融機関口座から引落しいたします。

 

2.2 ポイントは消滅する

クレジットカードが強制解約されると、これまで貯めてきたポイントも消滅してしまいます。ポイントがたまっている方は、債務整理前に使ってしまうようおすすめします。

2.3 引き落とし方法を変更する

クレジットカードでスマホ代や水道光熱費、サブスクリプション代金などを払っている場合、カードを解約されると支払いが滞ってしまいます。
 
滞納しないように、債務整理前に引き落とし方法を変更しておきましょう。

2.4 家族カードへの影響

自分が本カードの会員になって家族に家族カードを渡している場合、債務整理すると家族カードも解約されてしまいます。混乱を避けるため、あらかじめ家族へ伝えておきましょう。
 
一方、家族が本カード会員で自分が家族カードを使わせてもらっている場合にはカードに影響がなく、債務整理をしても利用を継続できます。

3.債務整理すると、他社のカードも使えなくなる

債務整理すると、他社のカードも使えなくなる
債務整理によって使えなくなるのは、整理の対象としたカードだけではありません。他の会社のカードもすべて使えなくなりますし、新たな契約もできなくなります。
 
理由は、債務整理によって個人信用情報に事故情報が登録されていわゆる「ブラックリスト」の状態になってしまうためです。
 
個人信用情報とは、個人のカードやローンの利用記録です。事故情報は、債務整理や延滞情報などのネガティブな情報を意味します。
 
カード会社はすべてどこかの信用情報機関に加盟していて、カードの申し込みを受けると本人の個人信用情報を参照します。その時点で事故情報が登録されていると、リスクが高いので審査に通しません。
 
よって債務整理すると、一切のカード会社で審査に通らなくなり、カードを作れなくなってしまうのです。

3−1 任意整理でカードを残した場合も止められる

任意整理の場合、整理の対象にしなければすぐにカードを止められることはありません。しばらくは使い続けられるでしょう。
 
しかしカード会社はカードの更新の際をはじめとして、不定期に契約者の信用情報を照会して調査しています。その時点で事故情報を知られると、結局はカードを止められてしまうのです。
 
任意整理でカードを残しても、カード更新やその他のタイミングでいずれはカードを強制解約されると考えましょう。その後は事故情報が登録されているので、どこのカード会社でも新規のカード発行ができません。

3−2 ブラックリストによる影響はクレジットカードだけではない

債務整理によってブラックリスト状態になると、影響はクレジットカードだけにとどまりません。以下のような契約やローン借り入れや分割払いがすべてできなくなってしまいます。
 

・クレジットカードの新規発行
・カードローン
・消費者金融
・住宅ローン
・車のローン
・教育ローン
・事業用ローン
・奨学金
・連帯保証人
・スマホ端末の分割払い

 
一定期間は不便な生活になってしまうでしょう。

4.債務整理中にクレジットカードを作れる?カードローンを利用できない?

債務整理中にクレジットカードを作れる?
債務整理中にクレジットカードやカードローンを利用すると、高いリスクが発生します。特に個人再生や自己破産の障害になる可能性が高いので、注意しなければなりません。
 
「債務整理を開始した」ということは、自力返済が困難な状態を意味します。それにもかかわらず借り入れを申し込むと不正行為となり、一種の詐欺になってしまう可能性もあります。
 
個人再生の場合、新しく利用したカード会社が「再生計画案」に反対し、借金の減額が認められなくなってしまうおそれがあります。
 
自己破産の場合、免責不許可事由に該当して免責(借金を0円にしてもらえる決定)」ができなくなってしまう可能性が発生します。
 
個人再生や自己破産をするなら、債務整理中や直前の借り入れをしてはなりません。「手続きの最中だけど、カードローンを利用してお金を工面しよう」などと考えないようにしましょう。

5.債務整理中でもクレジットカードを作れたという話の真相

世間では「債務整理中でもカードを作れた」という方がおられます。こんなtwitterもあります。
 

確かに、債務整理が始まったばかりのタイミングであればクレジットカードを作れる可能性があります。債権者により、信用情報機関へ債務整理情報を提供するタイミングが異なるからです。
 
受任通知を受け取ってすぐに通知する業者もあれば、数日、数週間後に通知する業者もあります。
 
信用情報機関へ債務整理情報が届いておらず事故情報が登録される前の状態であれば、債務整理開始後でもカードを作れる可能性があるのです。
 
ただしいつまでも使い続けられるわけではありません。更新のタイミングなどで止められてしまうので、いずれは使えなくなると考えましょう。

6.債務整理後クレジットカードはいつから作れる?

債務整理後クレジットカードはいつから作れる?
債務整理による事故情報は、一般的に債務整理後5~7年程度経過した時点で消去されるケースが多数です。よって債務整理をしてから5年程度経過したら、新たにカードを作れる可能性が出てきます。
 
ただ現実に事故情報が消えていないとカードの申請をしても意味がありません。債務整理後にカードを申し込むなら、事前に信用情報機関へ情報開示請求をしてみましょう。
 
事故情報がなくなっていたら、カードを発行できる可能性があると考えてください。以下の記事も参考になります。

 

カード会社はCICに加盟しているケースが多数ですが、JICCやKSCに加盟しているケースもあるので、念のためすべての信用情報機関へ情報照会するとよいでしょう。
 

 

7.ブラックリスト期間中はデビットカードの利用がおすすめ

ブラックリスト期間中はクレジットカードを使えないので不便になります。その間でも便利に生活するため「デビットカード」を発行しましょう。
 
デビットカードは利用と同時に引き落とされるタイプのカードです。クレジットカードと同様に使える場所が増えており、1枚あれば十分クレジットカードの代わりになります。
 
デビットカードならブラックリスト状態でも発行してもらえます。銀行で取り扱っているので、口座のある金融機関で申請してみてください。

8.まとめ

債務整理をするとクレジットカードを作れなくなりますが、一生ではありません。デビットカードやETCパーソナルカードがあればさほどの不便も感じないでしょう。
 
借金に悩んでいるなら、カードのことを心配せずに弁護士や司法書士に依頼して債務整理を進めてもらいましょう。

9.債務整理でおすすめの弁護士・司法書士専門家ランキング

この記事の執筆者

債務整理相談ナビ編集部

本記事は債務整理相談ナビを運営する株式会社cielo azul編集部が企画・編集を行いました。

債務整理相談ナビ動画
                             
注目の特集(種類別)

都道府県別窓口
ご掲載希望事務所募集
応援しています!

「債務整理相談ナビ」を運営している株式会社cielo azulは、COVID-19対策北里プロジェクトを応援しています。

SSLサーバ証明書
             

このサイトはSecure Coreにより認証されています。SSL対応ページからの情報送信は暗号化により保護されます。

                   
グリーンサイトライセンス
             
このWEBサイトは自然エネルギー普及に貢献しています。

PAGE TOP