アコムの過払い金の返還率は?アコム過払い金の最新情報とおすすめ専門家
目次
アコムの過払い金に対する特徴や返還率について、2019年6月時点の最新の情報をシェアします。
債権者の過払い金に対する対応について、常に最新の情報を知っている弁護士や司法書士といった専門家に相談するのが一番ですが、相談する前の予備知識として、アコムの過払い金請求に対する対応の特徴について知っておくと役に立つと思います。
1.アコムの過払い金請求への基本的対応について
アコムは、三菱UFJフィナンシャル・グループ系列の貸金業者で基盤が安定しています。よって、アコムの過払い金請求への基本的対応は、以下のようにまとめることができます。
◎過払い金交渉は比較的スムースに進めることができる!
1−1 アコムの過払い金の返還実績
アコムは、過去の過払い金の返還実績は、2018年は534億円、2017年は、588億円です。つまり、過払い金が発生し、それを返還しているというかなりの実績もありますので、過払い金があるのであれば、しっかりと返還の手続きを進めたいですね。
2.アコムの過払い金の返還率は?
過払い金の対応は、繰り返しになりますが、資金も多く比較的にスムースに進みます。あとは、専門家とアコムとの和解交渉で早期解決を図るのか、裁判訴訟で長期戦でより多くの返還を考えるのかは、相談者の意向次第です。
和解交渉 | 裁判 | |
過払い金返還率 | 70〜80%前後 | 95〜100%前後 |
返還までの期間 | 2ヶ月程度 | 4〜12ヶ月程度 |
3.アコムの過払い金があるかどうかの判断基準は?
アコムは、2007年6月18日に金利を見直しています。つまり、2007年6月17日までは、グレーゾーン金利27.375%で貸していましたので、2007年6月17日以前にアコムから借り入れをしていれば、過払い金が発生している可能性が高いです。
4.アコムの過払い金交渉の手続きスケジュール
弁護士・司法書士に正式に依頼をすれば、すべて専門家が行ってくれますが、どういう手続とスケジュール感なのかも知っておくといいと思います。
4ー1 アコムの取引履歴を取り寄せる
しっかりとした借入日、借入期間、借入金利などを把握していないと、交渉することができませんので、まずは、詳細なアコムからの借入情報を入手します。通常、3週間から1ヶ月。本人がアコム窓口まで出向くことで最短で1日で取引履歴は入手できます。
4−2 過払い金の引き直し計算する
取引履歴をもとに、過払い金が発生しているかどうかを計算します。現在もまだ返済をしている場合も、過払い金の金額次第では、今後の返済も不要になることもあります。
4−3 過払い金返還請求書を通知する
過払い金が発生していれば、アコムに過払い金返還請求書を郵送し、アコムからの連絡を待ちます。通常、2〜3週間で連絡があり、どれくらいの金額を返還するのか回答が来ます。
4−4 和解交渉開始
アコムからの回答をもとに、和解交渉を開始。アコム側もできるだけ返還する金額は少なくしたいので、ここでの交渉が非常に大切になります。
4−5 過払い金返還請求訴訟開始
和解交渉で妥結した金額で納得が行かない場合は、訴訟を起こし、裁判で決着をつけます。ただし、裁判中も流れ次第でアコム側が折れることもあり、裁判で決着をつけず和解交渉で妥結することもあります。
4−6 過払い金返還
和解交渉、裁判いずれかの方法で妥結した過払い金が返還されます。
5.アコムからの借金を債務整理するなら?
アコムの過払い金だけでなく、債務整理についてもまとめておきましょう。
アコムの過払い金がなく債務整理をする場合、支払期間を伸ばしてもらう、利息を免除してもらうなどの交渉を行うことになります。元本の減額は、難しいので、現在の収入でどれだけの返済が可能なのかを専門家と相談の上、債務整理の交渉を行ってもらうことになります。
6.まとめ
2019年時点では、アコムの過払い金の交渉は、比較的スムースに進みやすく、過払い金も8割程度戻ってくる傾向にあります。裁判までいけば、過払い金が返還されるまでの時間はかかりますが、過払い金の100%程度返還されることもあります。早期解決で過払い金の7〜8割程度、裁判で過払い金の100%程度戻ってくる事が多いようです。
ただし、これらは、債務整理の実績が多い弁護士・司法書士が交渉した場合ですので、実績があり、かつ専門家へ支払う費用ができるだけ少ない弁護士・司法書士にお願いすることをおすすめします。